現場の緊急事態を乗り切るためのツールベスト5

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2011-11-09 07:30

 緊急用のツールを5つに絞らなくてはいけないとしたら、どれを選ぶだろうか。おそらく、選ぶのは難しいと思うだろう。しかし、心配する必要はない。この記事では5つのツールのリストを挙げたが、読者もこれらのツールが完璧な緊急用ツールキットにふさわしいと賛成してくれるはずだ。これらのツールはすべて異なる目的を持っており、すべて合わせれば、読者の人生をずっと楽にしてくれるキットになるはずだ。

1.ComboFix

 ComboFixはウイルスとマルウェアの削除ツールの王様だ。また、rootkitとトロイの木馬にも対応できる。しかし、このツールはマシンにインストールし、バックグラウンドで動作させる種類のツールではない。ComboFixはマシンにインストールし、そのマシン上で実行したら、マシンから削除する必要がある。そして、このツールの実行中には、クリーニング対象のマシンは誰にも使わせるべきではない。これは、ComboFixの使用中に何か問題が起こった場合、PCでパニックが生じる可能性があるためだ。

2.KNOPPIX

 KNOPPIXはフラッシュメモリに収められるライブLinuxディストリビューションだ。これがあれば、多くの便利なツールを持つ本格的なLinuxディストリビューションをブートできる。ブート不可ドライブからデータを復旧させたり、非ブートWindowsドライブの様々な側面をトラブルシュートをしたり、破損したファイルを削除したりといったことができる。多くの人は、2Gバイト以上のソフトウェアを持つ、ブート可能な本格的Linuxディストリビューションを持っていることの価値を知らないようだ。

3.PuTTY

 いつでもリモートマシンにsshで接続できるということは、計り知れないほど重要だ。多くの場合、単純なRDPプロトコルが使えれば十分だろう。問題は、このプロトコルが本来あるべき水準よりもずっと安全性が低いということだ。もし安全にリモートログインしたいのであれば、sshできるツールをツールキットに加えておくべきだろう。PuTTYはまさしくこれを実現する、sshデーモンを実行しているリモートマシンに接続するためのWindows実行ファイルだ (ログインできる認証情報を持っている必要があるが)。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]