カスペルスキーは12月12日、ファイルサーバ向けウイルス対策ソフトの新版となる「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server 8」とLinuxワークステーション向けウイルス対策ソフトの新版となる「Kaspersky Endpoint Security 8 for Linux」(英語版)を発売した。
Anti-Virus for Linux File Server 8は、Linuxなど多様なOSで動作するファイルサーバに対し、マルチレイヤでの保護を提供する。ウイルス対策モジュールはカーネルレベルで監視し、サーバのファイルシステムをリアルタイムで保護するほか、各種データ転送プロトコルでアクセス可能なファイルシステム内のローカルとリモートの両方のリソースを保護する。
新版では、新たに現行のFreeBSDに対応し、VMware Ready認証を取得したことで物理と仮想、両方の環境のサーバ上のファイルをシームレスに保護できるという。アプリケーションの状態は「カスペルスキーWebコンソール」でリアルタイムで確認でき、設定や運用も行える。一元管理ツールの「Kaspersky Security Center」で複数のサーバにインストールされているAnti-Virus for Linux File Serverをリモート経由で一括設定、管理できるとしている。
「Kaspersky Ant-Virus for Linux Workstation」の後継製品となるEndpoint Security 8 for Linuxは、ヒューリスティックアナライザーの強化と刷新されたウイルス対策エンジンでスキャン速度を飛躍的に向上させながらシステムリソースの使用量を最適化、未知の脅威の検知も可能になったという。Security Centerによる管理にも対応している。