ソリトン、オンラインストレージ機能を仮想化ソフトで--ファイルのやり取りを統合

田中好伸 (編集部)

2012-01-20 15:25

 ソリトンシステムズは1月19日、オンラインストレージ機能を提供する仮想アプライアンス「HiQZen for VMware」を1月23日から提供すると発表した。税別価格は330万円。

 HiQZen for VMwareは、オンラインストレージとメールセキュリティの機能を統合したアプライアンスサーバ「HiQZen」を仮想化環境で利用可能にした製品。企業がデータファイルをやり取りする際に、(1)メールに添付する(2)ブラウザからアップロード、ダウンロードするという2つの方法を1つに統合した。

 ファイルの送信者が従来通りメールにファイルを添付して送信すると、ファイルはサーバにアップロードされ、受信者にはダウンロード用のURLが通知される。受信者はそのURLからダウンロードするという仕組みだ。この仕組みを取ることで、業務データの送信経路の集中管理、簡単で安全な送受信が実現でき、セキュリティや内部統制の強化にも有効としている。

 企業がデータファイルをやり取りする際には、一般的にはメールに添付するか、大容量の場合にはオンラインストレージやファイル転送サービスを利用することになり、複数の手段を使い分けている。だが、利用者がその都度異なるシステムを選択するのは、煩雑さと情報漏洩のリスク管理という点で問題があるとされている。

 HiQZen for VMwareが対応するハイパーバイザは「VMWare ESXi 4.1 Update2」「VMWare ESXi 5.0」となっている。

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