日立SOL、スマートフォン向けセキュリティサービス--タブレットにも対応

ZDNET Japan Staff

2012-01-31 15:14

 日立ソリューションズは1月31日、スマートデバイス向けのセキュリティサービス「スマートフォン セキュリティ統制サービス」を発表した。スマートフォンやタブレット端末のセキュリティ対策について、導入から運用、保守までをサービスとして提供する。2月3日に提供を開始する。

 同サービスを利用することで、マルウェア対策やモバイルデバイス管理(MDM)、認証管理、ポリシー適用などのセキュリティ管理体制の下、企業は安全にスマートデバイスを活用できるとしている。ポリシーの統一やアプリケーションの配付、セキュリティ対策状況を、利用するキャリアに依存することなく一元管理できるという。また、情報システム部門やセキュリティ担当部門にとっては、セキュリティ対策の導入や運用管理の負荷を軽減できる。

 スマートフォン セキュリティ統制サービスは、「アンチウイルスサービス」「モバイルデバイス認証サービス」「モバイルデバイスマネジメントサービス」という3種のサービスで構成される。サービス名には「スマートフォン」とだけ表記されているが、後述するOSであればタブレット端末にも対応している。

 アンチウイルスサービスでは、マルウェア対策に加えて不正サイトへのアクセスブロック、着信およびSMSフィルタなどの機能を提供。アンチウイルスエンジンとして、トレンドマイクロの「Trend Micro Mobile Security」を採用した。Android 2.1以降に対応する。参考価格は、1000端末の場合で1端末あたり月額483円。2月3日から提供する。

 モバイルデバイス認証サービスは、端末認証のための電子証明書「デバイス証明書」の発行と管理、導入を支援する。許可したスマートデバイスのみをイントラネットワークに接続させることが可能になる。このサービスでは、サイバートラストの「サイバートラスト デバイスID」を採用している。対応OSはiOS 3.0以降およびAndroid 2.2以降。参考価格は、1000端末の場合で1端末あたり月額347円。2月17日から提供する。

 モバイルデバイスマネジメントサービスは、アプリケーション管理やJailBreakの検出といった統制機能と、リモートワイプおよびリモートロック(24時間365日の運用代行)などの緊急時対策機能を提供。導入にあたっては顧客に最適なポリシー策定を支援するとしている。このサービスでもサイバートラストの「サイバートラスト デバイスマネジメント」をエンジンとして採用した。対応OSはiOS 4.0以降およびAndroid 2.2以降。参考価格は、1000端末の場合で1端末あたり月額347円。なお、Android向けはベータ版のため無償で提供される。2月17日から提供する。

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