東証システム障害で241銘柄が売買停止--午後から再開へ

冨田秀継 (編集部)

2012-02-02 12:30

 東京証券取引所で2月2日、普通株式など241銘柄が売買できなくなるシステム障害が発生している問題で、東証は12時半から取引を再開することを発表した。

 東証によれば、2日朝にシステム障害が発生し、相場情報を外部に配信できない状態であったという。東証では「相場情報を(外部に)配信できない場合、すべての投資家に現時点での株価等を提供できないため、売買を停止した」としている。

 富士通は東京証券取引所に株式売買システム「arrowhead」を納入、東証では2010年4月から稼働している。東証では「現時点(2日正午)ではarrowheadが原因とは断言できない」とコメントしている。また、富士通では「arrowheadはお客様(東証)のシステムなので当社ではお答えできない」(広報IR室)と回答しているが、同社のSEが東証に向かい作業をしていることは認めている。

 売買を停止していた銘柄には、日立製作所や三菱電機、ソニー、インターネットイニシアティブ(IIJ)などの普通銘柄が含まれている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]