東京証券取引所で2月2日、普通株式など241銘柄が売買できなくなるシステム障害が発生している問題で、東証は12時半から取引を再開することを発表した。
東証によれば、2日朝にシステム障害が発生し、相場情報を外部に配信できない状態であったという。東証では「相場情報を(外部に)配信できない場合、すべての投資家に現時点での株価等を提供できないため、売買を停止した」としている。
富士通は東京証券取引所に株式売買システム「arrowhead」を納入、東証では2010年4月から稼働している。東証では「現時点(2日正午)ではarrowheadが原因とは断言できない」とコメントしている。また、富士通では「arrowheadはお客様(東証)のシステムなので当社ではお答えできない」(広報IR室)と回答しているが、同社のSEが東証に向かい作業をしていることは認めている。
売買を停止していた銘柄には、日立製作所や三菱電機、ソニー、インターネットイニシアティブ(IIJ)などの普通銘柄が含まれている。