通信機器などを製造するヨコオはグループウェアとメールシステムをSaaS型に刷新している。サイバーソリューションズが3月13日に発表した。
ヨコオは約10年前からグループウェアとしてオンプレミス型のものを稼働させていた。リース契約終了に伴い、グループウェアとしてインターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するSaaS型グループウェア「IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaS」、サイバーソリューションズが提供するSaaS型メールシステム「CYBERMAIL Σ」を稼働させている。
ヨコオは、海外生産の比率が8割以上あり、販売拠点も米国から欧州、アジアまでカバーしているが、以前のメールシステムは多言語化に対応していなかった。振り分け機能などもなく、現場からは「操作性のいいメールソフトを使いたい」「業務効率が高まるメールを使いたい」という要望が出ていたという。運用上の課題として、サーバの容量不足から、メールデータを消去して削減するために、クライアントPCにメールデータを保存しておく必要があったとしている。