エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)は6月11日、1ユーザーあたり7万9800円から導入できる仮想デスクトップ基盤(VDI)システム「All-in-one VDI Box」の販売を開始した。
All-in-one VDI Boxは、シトリックス・システムズ・ジャパンのVDI用仮想アプライアンス「Citrix VDI-in-a-Box」と日本IBMのx86サーバ「IBM System x3650 M3」を採用して、これらをオールインワンパッケージで提供する。50ユーザー399万円のアドバンスモデルと30ユーザー390万円のスタンダードモデルを提供する。どちらのモデルもSystem x3650 M3の3年間のオンサイト修理が含まれる
アドバンスモデルは1ユーザーあたり7万9800円。VDI-in-a-Boxの同時接続ライセンスが50本。ハイパーバイザ「XenServer Advanced」のライセンス1本と初期構築作業も含まれる。
スタンダードモデルは1ユーザーあたり12万8300円、VDI-in-a-Boxの同時接続ライセンスが30本。XenServer Advancedのライセンス1本と初期構築費用に加えて、「Windows 2008 Server」ライセンス1本も含まれる。
アドバンスモデルは冗長構成が可能であり、ユーザー拡張もできる。既存システムを流用したVDIが可能であり、情報システム部門がある中堅中小企業が対象としている。スタンダードモデルは小規模ユーザーに最適とし、VDIを検討している中堅中小企業、部門単位で運用を検討している企業に最適と説明する。