レッドハットは8月1日、アプリケーションサーバ「JBoss Enterprise Application Platform(EAP) 6.0」の国内提供を開始すると発表した。Java EE6に完全対応、クラウド環境のシステムリソースを最適な形で利用できるとしている。
JBoss EAP 6.0では、クラウド環境での軽量化と高速化を図った。3秒以内に初期起動を行えるという高速性を実現したほか、簡単なアプリケーションであれば、初期構成の使用メモリでも50Mバイトで動作するという。
また、運用管理機能の向上も図っており、JBoss EAP 6.0から新しいドメイン管理のコンセプトを導入。これにより、アプリケーションサーバの運用管理が容易になるとしている。また、コマンドラインインターフェースも刷新し、よりきめの細かい設定や処理の自動化を実現できるようになったという。より高度な監視機能や通知機能も利用するには、同時に提供される「JBoss Operations Network 3.1」で対応する。
JBoss EAP 6.0はサブスクリプションサービスとして提供され、年間の価格は16コアあたり85万8000円(税別)から(製品、テクニカルサポート、アップグレード、修正プログラムを含む)。なお、サブスクリプションサービスは、16コア単位で提供される。コアは、サーバの物理CPUに搭載されるコア、もしくは仮想環境に割り当てられる仮想CPU。