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国内PaaS市場、30%成長で推移--2種類に分化していく可能性

田中好伸 (編集部)

2012-10-24 16:41

 2011年の国内PaaS市場は前年比21.2%増の49億5500万円。2011~2016年の年平均成長率(CAGR)は30.8%で推移して、2016年の市場規模は189億円6300万円と予測されている。IDC Japanが10月24日に発表した。

 同社はPaaSとIaaS向けアプリケーションプラットフォームソフトウェアをあわせてクラウドアプリケーションプラットフォームと定義して予測を発表した。2011年の国内のIaaS向けアプリケーションプラットフォームソフトウェア市場は前年比29.5%増の119億3900万円。2011~2016年のCAGRは18.6%で、2016年の市場規模は280億1900万円と予測している。

図
2011~2016年の国内クラウドアプリケーションプラットフォーム市場の売上額予測(出典:IDC Japan)

 2011年の国内のクラウドアプリケーションプラットフォーム市場は前年比26.9%増の168億9400万円となっている。IDC Japanでは、市場全体の成長率ピークは2012年と予測。これは、提供する事業者の投資が顧客企業の投資よりも先行していることを考慮しているため。構成比の大きいIaaS向けアプリケーションプラットフォームソフトウェア市場の成長率ピークも同様に2012年とみている。

 一方のPaaS市場の本格的な立ち上がりは、市場規模が100億円を超える2014年とみている。先行しているSalesforce.comやMicrosoft、Googleなどのベンダーの事業が順調に推移して、オープンなPaaSを標榜する後発組の正式サービスの開始時期をを見込んでの予測となっている。IDC Japanの冨永裕子氏(ソフトウェア&セキュリティシニアマーケットアナリスト)が以下のようにコメントしている。

 「PaaS市場の本格的な立ち上がりを前に、PaaSは2種類に分化していく可能性がある。ひとつはIaaSと一体化したクラウドアプリケーションプラットフォーム。もうひとつは、さまざまな軽量型言語を利用する開発者に対するクラウド開発環境サービス。過渡期にある市場で勝ち残るために重要なのは、ミドルウェアやOSSビジネスでの既存顧客の囲い込み。クラウドアプリケーションプラットフォーム市場全体の成長のためには、企業IT分野に利用を拡大させなくてはならない。顧客のIT調達方法に即して、参照可能なモデルとなる先行企業の成功事例と、課題解決シナリオに即したROIモデルの提示が求められるようになる」

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