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日本HP副社長が語る再生のシナリオ - (page 2)

松岡功

2012-12-21 11:13

 グローバルHPの決算内容はすべて公開されているが、岡氏があえて減損や赤字の数字を並べながら2012年度を振り返っていたのは、自らを戒めて再出発への決意を示すためだろう。日本HPとして記者会見でこうした内容の説明を行うのは珍しいが、あとに開いた販売代理店向けイベントでも同じ説明を行うと聞いて納得がいった。販売代理店との信頼関係を揺るがさないようにするためには大事な説明だ。そう考えると、単なるイベントではない重みが伝わってきた。

「Windows 8において最大の付加価値を提供するWindowsストアアプリで一大エコシステムを作り上げたい」
(日本マイクロソフト 藤本恭史 業務執行役員)

日本マイクロソフト 藤本恭史 業務執行役員
日本マイクロソフト 藤本恭史 業務執行役員

 日本マイクロソフトが12月14日、Windows 8対応のソーシャルアプリについて記者説明会を開いた。Windows本部 本部長としてWindows 8のマーケティングを担当する藤本氏の冒頭の発言は、その記者会見で、ソーシャルアプリを含めたWindows 8向けアプリ(Windowsストアアプリ)のインパクトについて語ったものである。

 藤本氏は会見でまず、Windows 8の販売状況について、発売から1カ月で4000万ライセンスを販売したことに触れ、従来のWindows 7を超えるペースで順調な滑り出しであることを強調した。

 また、Windows 8の新しいユーザーインタフェースについては、「当初はユーザーがとまどうのではないか、との見方もあったが、Windows 8を使い始めたその日のうちに、ユーザーの90%がチャームメニューを呼び出し、85%がデスクトップを見つけたという調査結果が出た」とし、多くのユーザーがその日のうちにWindows 8を問題なく受け入れているとの見解を示した。

 藤本氏はさらに、「50%のユーザーがその日のうちにWindowsストアにアクセスしている」とし、Windowsストアも受け入れられつつあることをアピール。そのうえで、「これまでデスクトップアプリケーションにおいて、多くのパートナーの皆さんに支えられて作り上げてきたWindowsのエコシステムに加えて」と前置きして語ったのが冒頭の発言である。

 会見には、Windows 8向けアプリを提供するmixi、Twitter、Ameba、LINEといったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を提供するミクシィ、Twitter Japan、サイバーエージェント、NHN Japanの4社の担当者も登壇し、アプリの紹介やWindows 8への期待を語った。

 それらの内容については、すでに報道されているので他稿に委ねるとして、4社の顔ぶれを見て気になったのは、最大規模のSNSであるFacebookが名を連ねていなかったことだ。会見後に日本マイクロソフトの広報に聞いてみると、Facebookはアプリ開発を米国本社で行っているため、日本での会見には参加できなかったのだとか。

 「何やら舞台裏で駆け引きがあったのでは…」と見るのは、うがち過ぎかもしれないが、Windows 8と主要なSNSとの連携ぶりをアピールするのが今回の会見の最大の目的だとしたら、Facebookは外せないところだ。いや、そのうち米国本社同士で大々的な発表があるのかもしれないと思いながら会見の場を後にした。

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