トランスコスモスなど3社は1月29日、システム監視サービスの提供を開始した。ファーストライディングテクノロジー(沖縄県浦添市、FRT)と琉球ネットワークサービス(沖縄県那覇市)と共同で展開する。
今回のサービスは、FRTのデータセンターを利用するユーザー企業向けに提供する。FRTのデータセンターは、首都圏から1600km離れ、同時被災の危険性が低いという沖縄の地理的特性を活用して、金融や製造、中央省庁などのバックアップサイトとして利用されているという。
FRTは、これまで簡易的なシステム監視サービスを提供。東日本大震災以降、沖縄県外からの災害復旧(DR)向け情報システムの構築案件が急増しており、それに伴って顧客ごとにカスタマイズ可能で、より高度な監視サービスに対する要望が強くなってきていると説明する。
こうした背景から3社は共同で監視サービスを提供する。FRTの24時間365日の運用要員体制、トランスコスモスの監視業務ノウハウ、琉球ネットワークサービスのシステム開発能力を活用する。障害発生時にオンサイトで対応する体制で、情報システムのダウンタイムを極力短くする環境を構築しているとメリットを強調している。