ソーシャルメディア解析市場は、2011年度に前年度比36.9%増の約14億円、2012年度は同41.8%増の20億円に達する――。アイ・ティ・アール(ITR)が2月27日に発表した調査結果で明らかになっている。
国内の同市場でのベンダーシェアは、ホットリンク、トライバルメディアハウス、プラスアルファ・コンサルティングの3社で約7割を占めているという。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのビジネス利用としての有効性や認識が高まりつつあり、参入ベンダーが増加傾向にある。こうしたことから、ソーシャルメディア解析市場は2011~2016年度の年平均成長率(CAGR)が23.2%で推移すると予測している。同社の舘野真人氏(シニア・アナリスト)が以下のようにコメントしている。
「人々の消費行動に対するソーシャルメディアの影響力は増大し続けている。広告、宣伝費の圧縮要求とも相まって、ソーシャルメディア活用に対する企業のニーズは拡大しており、必然的にその成果を測定する解析製品の需要も続伸していくと見ている」