NECは3月13日、バックアップストレージ「iStorage HS(HYDRAstor)」シリーズの新製品2モデルの販売を開始した。4月26日から出荷する。
販売開始となったのは、スケールアウトモデルの「iStorage HS8-40」(税別小売価格900万円~)とシングルノードモデルの「iStorage HS3-40」(同298万円~)。iStorage HS8-40は、最小構成の1ノードから最大60ノードまで拡張できる。
増設用のストレージノードは、データ保管機能だけのもの(同1450万円)と通信やデータ圧縮機能も追加されたもの(同2400万円)がある。容量はどちらも48Tバイトとなっている。
iStorage HSシリーズは、独自のグリッドストレージを活用した拡張性、重複排除技術をベースにしたデータ圧縮性、分散冗長配置技術などが特徴と説明。基幹系システムやビッグデータなど、データの高速格納と長期保管が求められるシステムに最適としている。
重複排除技術でデータ容量を最小化して、レプリケーション機能と組み合わせることで、遠隔地保管のバックアップにも適しているとメリットを強調している。
NECは新製品2モデルを活用したバックアップサービスの販売も開始している。初期費用30万円、7Tバイトで課金され、月額の利用料金は9万円から。4月26日から提供される。