楽天トラベルはSaaS型デジタル広告管理ツール「Adobe Media Manager」を採用した。アドビシステムズが4月23日に発表した。
楽天トラベルは、SaaS型のマーケティングツール「Adobe Marketing Cloud」の分析ツール「Adobe Analytics」(旧「Adobe SiteCatalyst」と旧「Adobe Discover」)やテストターゲティングツール「Adobe Target」(旧「Adobe Test and Target」)などを活用してデジタルマーケティングを展開してきた。今回、Media Managerを導入することでデジタルマーケティングサービス全体と融合させたデジタル広告の最適化が可能になるという。
すでに運用しているAnalyticsとの連携機能を活用して、タグを追加せずに迅速に導入できると説明。ウェブサイトのアクセス分析やテストターゲティング、デジタル広告に関するデータをMarketing Cloud上で統合し、より幅広いデータを活用してデジタルマーケティングを最適化できると説明している。
Media Managerを導入することで、デジタル広告の蓄積データに基づいて精度の高い効果予測と、アルゴリズムでの入札管理機能で最適化を図ることが可能になる。楽天トラベルでは、戦略的で柔軟なマーケティング活動を展開していく。
Media Managerは、特にリスティング広告領域でビジネスルールに基づいたルール型の入札管理、アルゴリズムによるポートフォリオ型の入札管理という2つの機能を活用できることが評価された。デジタル広告の最適化は、広告領域の情報だけで完結するものではなく、サイト分析をはじめとするデジタルマーケティング領域全般から得られる情報を活用する、包括的なアプローチが必要とされているという。