岡山市は次期国民健康保険(国保)システムと国民年金システム、共通基盤システムにクラウドを採用する。構築や保守などを受託する日立製作所が6月17日に発表した。システムは庁外のデータセンターに設置され、職員は庁内から利用するプライベートクラウド型になる。
国保システムは2014年1月から、国民年金システムは2015年11月から稼働する。共通基盤システムは第1次稼働が2014年1月から、第2次稼働が2015年11月からの予定となっている。国民健康保険システムと国民年金システムは、日立が開発、提供する住民情報システム「コミュニティパートナー/AD」を適用する。
同氏は人口約71万人の政令指定都市。基幹業務システムをシステムと業務の両面から全体最適の視点で見直し、市民サービスの向上、事務処理の効率化、運用コストの削減などを実現するために、基幹業務システム最適化事業を推進していくという。