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クラウド全盛時代にメインフレームは必要か? - (page 2)

Colin Barker (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2013-07-24 07:30

 「すべてのテクノロジーには未来がある」と、IDC Europeのサーバ研究マネージャーであるGiorgio Nebuloni氏は言う。「確かにメインフレームは大きくて高価だが、効率は非常に高い」

 同氏によれば、メインフレームがもっとも強い領域は、銀行の基幹業務だ。それに加え、通信会社の課金処理や公共サービス部門では、長年の間メインフレームが主役を務めており、今後もそれは変わらないと同氏は言う。

 では、クラウドコンピューティングのような新しい領域についてはどうなのだろうか。

 Nebuloni氏は、メインフレームをx86ベースのサーバクラスタのようにするアイデアについて話した。同氏はメインフレーム用UNIXビジネスの分野をリードする企業の1つとして、富士通を挙げた。IBMと富士通は、大規模サーバによるプラットフォームの分野で競合している。

 同氏はクラウドサーバをメインフレームと競合する技術だと考えている。「どちらにも利点があるが、クラウドが大きな成功を収めるには、同様の使い勝手を提供する必要がある」と同氏は言う。「これは、クラウドコンピューティングが利用量に応じた料金で使用でき、規模の拡大縮小も可能でなくてはならないということを意味している」

 また、クラウドサービスを何千ものユーザーに提供しようとする時、それを数千台のPCや小型サーバのネットワークで実現することもできるが、メインフレームでも同じことができる。

 「つまり、もし特定の目的を持った多くのユーザーを抱えているのであれば、メインフレームの方が有利かもしれないということだ。メインフレームは規模の変更がしやすい」とNebuloni氏は言う。

 IBM UKのクラウドコンピューティング担当最高技術責任者(CTO)であるSteve Strutt氏は、メインフレームを使用したクラウドコンピューティングが有利だという論陣を張っている。「クラウドコンピューティングの素晴らしいところは、規模の変更がしやすいということだ」と同氏は言う。これは、小規模サーバでクラウドサービスを実現した場合でも、何千ものユーザーに対してサービスを提供することも同様に可能だということだ。

 「一方メインフレームはと言えば、もともと規模の拡大縮小が容易な重要なインフラ製品であり、CPUレベルまで変更を行うことができる」(Strutt氏)

 南イタリアにあるバリ大学は、メインフレーム上でIBMのクラウドサービスを動かしている組織の1つだ。

 1925年建学の同大学は、7万人弱の学生と1800人以上の教員を抱える大きな大学だ。バリ大学はクラウドソリューションを動かしているIBM System zを使っているほか、IBM System zと「SUSE Linux」を「Tivoli」で管理している別の仮想インフラを持っている。

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