6.機密情報
機密情報とは、あなたに内密に伝えられる情報のことだ。もし上司や会社のオーナーから機密の情報を与えられたり、同僚についての機密情報を手に入れたら(外部の情報源から得たものだとしても)、それを漏らさないようにすること。この問題には実際には複数のレイヤがあり、その1つが法的な問題だ。この罠に落ちてはならない。
7.退職の計画
退職の希望や計画は、すぐに職場で広まってしまう。退職の意思を固めたら、同僚に話したくなってしまうかもしれない。あるいは、そのニュースを広めるべきだという義務のようなものさえ感じる人もいる。しかし、もしそれをやれば、会社との別れは予定よりもずっと早く訪れるだろう。それに、自分から退職するのと、首になるのでは、あなたに対する評価はまったく変わってくる。仕事を辞める計画は、実際に去る時が来るまで、誰にも言わないことだ。
8.政治と宗教
政治と宗教は、職場で議論するには危険な話題だ。そのような議論は、同僚たちの間に決定的な超えられない壁を作ってしまい、敵意や不快感、言い争い、怒りなどを引き起こす可能性がある。これらの話題を論じるのを避ける人が多いのには、理由があるのだ。これらはどちらも個人的な問題であり、プライベートにとどめておいた方がよい。私は、自分とはまったく異なる政治信条や信仰を持つ多くの人たちと、長年一緒に働いてきた。そうするための唯一の方法は、自分の意見や感情、考えを自分の内側だけにとどめておくことだ。
9.給料
給料の額については、決して話し合ってはならない。絶対に避けること。例外は、あなたの給料を支払う立場の人間だけだ。同僚にはあなたの給料を知る権利はないし、あなたにも彼らの給料を知る権利はない。もし知ってしまえば、嫉妬の感情が生まれるかもしれない。そして、それが何につながるかは分かっている。この情報は、秘密にしておくべきだ。さもなければ、どうなるかは分かっているはずだ。
10.ソーシャルメディア
ソーシャルアカウントは問題を引き起こす場合がある。あなたが良識に逆らって、同僚(あるいは会社)の悪口を、ソーシャルネットワークのアカウント1つに投稿したとしよう。もし実際に投稿して、同僚や上司がそのアカウントにアクセスできるようなら、時限爆弾がセットされたようなものだ。ソーシャルネットワークは、仕事とは明確に分けておくこと。職場の人間とは、TwitterやFacebook、Pinterest、Tumblrなどのアカウントを交換してはならない。もちろん、LinkedInはまた別だ。ただし、TwitterのフィードがLinkedInのアカウントに流れ込まないようにしておくこと。さもなければ、境界線を越えてしまうだろう。
常道を守れ
破るためにある、というルールも存在する。しかし、職場でルールを破ったら、その報いを自分で受けることになる。もちろん、会社や職場はいずれも異なる。あなたの職場環境では、ここで挙げたルールのいくつかは当てはまらないかもしれない。それでも、何かを同僚と共有する前には、いつも常識を働かせた方がよい。その方が、ずっと楽しく生産的な、そしてドラマに煩わされない職場生活を送れるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。