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IT運用管理のコスト削減に成功した企業は14%--人手とスキルの不足が原因

山田竜司 (編集部)

2013-10-24 15:09

 IDC Japanは10月23日、システム運用管理に関する調査結果を発表した。2010年のシステム運用管理コストと比較した結果、人手とスキルの不足などにより、システム運用管理コスト削減に成功した企業は14%程度という結果が出た。

 IT支出に対するハードとソフトの保守、運用サービスの委託、人件費などを含むIT支出に対するシステム運用管理費の割合は、平均で34.5%となった。業種別に見ると、公共団体(38.2%)と金融(37.9%)が高く、製造(32.8%)と流通(32.2%)が低かった。

 同社の2010年のシステム運用管理コストと比較した結果では、「まったく/ほとんど変わらない」(50.6%)、「増加している」(26.6%)、「減少している」(14.0%)、「分からない」(8.8%)だった。システム運用管理コストが「変わらない」「増加している」とした割合は8割近くとなり、運用管理コストを減らすことの難しさがうかがえる。

 システム運用管理における課題に関して、優先する項目の上位3つまで回答可能な設問では「運用管理担当者の人数が不足している」(32.9%)、「運用管理担当者のスキルが不足している」(31.9%)などに回答が集まった。この結果から、運用管理の現場では人手不足とスキル不足が課題であると考えていることが多いようだ。他の回答では、「システムの一元管理ができていない」(25.4%)、「運用プロセスが標準化されておらず属人的な管理になっている」(24.6%)、「運用管理の自動化ができていない」(24.4%)と続いた。

 システム運用管理で優先的に取り組んでいきたい項目については「システム全体構成の可視化」(28.0%)が最も多く、2012年の調査からポイントが増加した。他の項目で回答が多かったのは、「運用管理担当者のスキル向上のための教育」(24.0%)、「運用管理プロセスの自動化」(22.2%)、「アウトソーシング/クラウドサービスの活用」(22.2%)などだった。また、「モバイルデバイス管理システムの構築」のポイントが大きく増加した。

 「スキル向上」と「自動化」は2012年調査から大きくポイントが増加したという。課題として挙げられている運用管理の人手やスキルの不足を裏付ける結果となり、今後の取り組みが加速するだろうとIDCは分析している

 調査は2013年8月に実施、国内の企業など508社を対象とした。


システム運用管理で優先的に取り組んでいきたい項目: 2013年調査と2012年調査の比較 優先する項目を上位3つまで回答

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