「1年前に東京でLINEを見る機会があった。すぐに当社の技術者にLINEを見せて、ここから学ぼうと提案した」という。
Benioff氏から見たLINEのメリットは「パブリッシャーとして素晴らしい点」だった。LINEはスタンプでビジネスを展開する基盤となっている。
「われわれも同じように色々な企業や人を引き入れてビジネスをしたいと思っていたので参考になった。スマートフォンの使い方やアプリの使い方が変わった中で、とても魅力的だと感じた」(Benioff氏)
LINEと同様にBenioff氏が参考にしたのはTwitterだという。
「シンプルで誰でも使える。それに比べるとわれわれの製品はiOSやAndroidを想定して開発されたものではなく、ビジネスフォームが欠落していた」(同氏)
Benioff氏は以前に、日本での講演で「エンタープライズビジネスを実施する企業の多くが、競合企業であるIBM、Oracle、Microsoftといった企業を参考にしようとする。それでは将来のビジネスにつながらない。ベンチャー企業にこそ参考にすべき点がある」と言及していた。
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