産業分野別IT支出:円安で製造はプラス、情報サービスはモバイル端末普及がけん引

山田竜司 (編集部) 2013年12月20日 16時24分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanの国内産業分野別IT市場調査によると、景気回復から企業の業績が改善したことで多くの企業でIT支出が伸びているという。2013年で見ると、官公庁や教育を含む多くの産業でIT支出はプラス成長になると予測している。

 2013年の国内IT市場全体は0.1%増の13兆8288億円を見込んでいる。2012~2017年の年平均成長率は0.2%、2017年の市場規模を13兆9690億円と予測した。

 2013年を産業分野別に見ると、組立製造が2.1%増の1兆3902億円、プロセス製造は2.6%増の7381億円が見込まれている。製造業は、円安の影響から輸出を中心とする企業で業績が回復していることが影響している。情報サービス業は3.6%増の7927億円が見込まれる。スマートフォンやタブレット、電子書籍などの普及でネットビジネス向けインフラが拡充することでIT支出が伸びると説明している。

 2013年のIT支出がマイナスとなるのが、通信やメディア、消費者向けの分野になる。通信やメディアでは4.8%減の1兆9722億円が見込まれる。通信事業者のLTEサービス向けの無線インフラの整備が2012年に前倒しされてピークアウトしたため、2013年はマイナス成長となった。消費者向けは3.8%減の2兆4718億円。タブレットやスマートフォンなどとの競合でPC市場が縮小傾向にあり成長が鈍化した。


2012~2015年 国内IT市場 主要産業の前年比成長率の推移予測(金融は銀行や保険、証券その他金融、製造は組立製造、プロセス製造、流通は小売、卸売の合計) IDC Japan提供

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]