日立システムズは4月15日、シンガポールのベンチャー企業のiAPPSに出資すると発表した。株式の6.9%を取得した。
iAPPSは、シンガポールやマレーシア、インドネシア、中国などで携帯端末などの位置情報と建物や駅などの“固有情報(Point of Interest:POI)”を活用したサービス基盤やライブラリ群、アプリケーションを提供している。
シンガポールの公的機関をはじめ、大手不動産業や小売業などにシステム提供実績がある。シンガポールと同様に通信環境が良好であり、スマートデバイスが普及する日本に、ビジネス展開を考えていた。
日立システムズは今回の出資でiAPPSと協業、共同研究を推進し、新サービスを開発するとした。日立グループの持つ社会インフラ、流通、小売向けの製品やサービス、M2M(Machine to Machine)サービスと連携していく考えだ。