「環境や技術は常時変化しており、これに迅速に対応していく必要がある」とHelmly氏。1製品に200もの新機能をロールアウトしているというが、ユーザーが自分のペースにあわせて更新を適用できるのもメリットだ。アイコンにアップデートがあることを知らせる通知がプッシュされ、ユーザーは詳細を読んでアップデートするかどうかを決定できるという。
動画では2013年秋にUltra HDサポート、最新のマスキングツールなどの新機能をロールアウトした。Premiere Proでの現在のフォーカスは4K、そして8K Ultra HD関連という。このほか、全製品で対応しているカラーマネジメント(「Lumetri」)の強化などにも注力していく。
Helmly氏によると、Creative Cloudのユーザー数は150万人近く。同サービスは30日間無料トライアルを提供しているが、無料版のユーザーを入れると数百万人規模になるとのことだ。そのうち、Premiere Proは4年連続で2ケタ成長を遂げており、2013年には新たに80社以上のコンテンツ企業を獲得した。
なお、パネルに参加したクリエイターと同様に、AppleのFinal Cut 7終了に伴い、多くのクリエイターが自社製品に移行していることにも触れた。映画監督のコーエン兄弟もPremiere Proに移行したほか「ハリウッドから低予算のインディー系まで、さまざまなクリエイターが自社製品にスイッチしている」という。