IIJ、M2Mシステム向け開発基盤をGIOに追加

山田竜司 (編集部)

2014-05-26 16:05

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月26日、ワイヤレスM2M (Machine to Machine)システム構築に必要なインフラや開発環境をクラウド上の基盤として提供する「IIJ GIO M2Mプラットフォームサービス」を6月2日より開始すると発表した。

 IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスは、各種デバイスのセンサ情報を収集し、蓄積、可視化、分析するためのアプリケーション開発環境をIaaS/PaaS「IIJ GIO」上で提供するサービス。従来は用途別に個別構築していたM2Mシステムの開発環境を“クラウド型の共通基盤”として提供し、コスト削減や短期間でのシステム導入に貢献するという。また、収集したセンサデータと既存の業務システムとのデータ連携が可能なため、ビッグデータの活用やデータ解析によりサービスレベルを向上させ、業務の効率化ができるとした。

 アプリケーション開発基盤としてPTCの「ThingWorx プラットフォーム」を採用している。プログラミングすることなく、「ドラッグ&ドロップ」の操作でM2Mのアプリケーションを開発できる。

 また、API(Application Programming Interface)の提供により、顧客の業務システムや外部システムとのデータ連携が可能だ。例えば、故障対応や駆けつけサービスなどのオペレーションを自動化させるなど、業務効率を向上できるとした。


サービス利用イメージ(IIJ提供)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    CIO必見、経営層に響く「AIエージェント導入」説明--7つの役職別シナリオで解説

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]