インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月26日、ワイヤレスM2M (Machine to Machine)システム構築に必要なインフラや開発環境をクラウド上の基盤として提供する「IIJ GIO M2Mプラットフォームサービス」を6月2日より開始すると発表した。
IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスは、各種デバイスのセンサ情報を収集し、蓄積、可視化、分析するためのアプリケーション開発環境をIaaS/PaaS「IIJ GIO」上で提供するサービス。従来は用途別に個別構築していたM2Mシステムの開発環境を“クラウド型の共通基盤”として提供し、コスト削減や短期間でのシステム導入に貢献するという。また、収集したセンサデータと既存の業務システムとのデータ連携が可能なため、ビッグデータの活用やデータ解析によりサービスレベルを向上させ、業務の効率化ができるとした。
アプリケーション開発基盤としてPTCの「ThingWorx プラットフォーム」を採用している。プログラミングすることなく、「ドラッグ&ドロップ」の操作でM2Mのアプリケーションを開発できる。
また、API(Application Programming Interface)の提供により、顧客の業務システムや外部システムとのデータ連携が可能だ。例えば、故障対応や駆けつけサービスなどのオペレーションを自動化させるなど、業務効率を向上できるとした。
サービス利用イメージ(IIJ提供)