Google Cloud Platform、2テラバイトの無償ストレージを1年提供--AWSとの争いに注目集まる

ZDNET Japan Staff

2014-07-10 14:00

 Googleが新興企業のPanzuraと組んで、Google Cloud Platformの利用者に 2テラバイトのストレージを1年間無償で提供すると、Wall Street Journalが報じ、クラウドストレージ市場でのAmazonとの覇権争いに注目が集まっている。

 WSJによると、Googleの提携先として名の挙がったPanzuraは、企業がAmazonやGoogle、Microsoftのデータセンターにデータを遠隔で保管するのを支援し、ツールを提供する新興企業。同社は米国時間7月9日、クラウドゲートウェイ機能を提供する仮想アプライアンス「Cloud Gateway」を無償で利用できるようにすると発表した。この市場を完全にコモディティ化すると意気込む同社は戦略の一環として「Google Cloud Platform」と提携し、Panzuraのクラウドゲートウェイのユーザーに対して1年間、2テラバイトの無償ストレージを提供することも明らかにしている。

 同社はプレスリリースで「クラウドストレージのパフォーマンスや有用性、経済性が向上し続けるなか、クラウドへの移行は今までにないほど説得力のあるものとなるはずだ。企業が従来からあるオンプレミスのストレージ規約を使用し続けられるようにしつつ、クラウド中にあるGoogleのオブジェクトストアにデータをシームレスに移行できるようにすることで、GoogleとPanzuraはクラウド採用における障壁を取り除こうとしている」と述べている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]