NTTデータ経営研究所は8月29日、NTTデータと連携し、アジア太平洋地域の顧客向けに9月1日からシンガポール支店を開設すると発表した。海外におけるコンサルティング体制を強化する。
NTTデータ経営研究所は主に国内で調査研究や政策提言、コンサルティングサービスを提供してきたが、国内金融機関の海外ビジネス展開をはじめ、各種日本企業のグローバル化が進む中、シンガポールにNTTデータ経営研究所として初の支店を開設する。
シンガポール支店では、東南アジア地域を活動領域として、市場調査や経営戦略の立案、企業のプロセス改善を支援する。
NTTデータは、2013年にAsian Payment Network(APN)に加盟し、アジア太平洋地域でのリテール決済機能の提供に向けた取り組みを進めている。今後は周辺の事業機会をとらえ、NTT DATA Asia Pacificなどと連携して決済事業者や金融機関向けにプロジェクトの受注を目指す。
NTTデータ経営研究所 シンガポール支店でも、増加が見込まれるアジア太平洋地域での金融や決済関連のコンサルティングへを中心に展開する予定とした。