ワンビは、「Windows 8.1」が搭載されたタブレットやPCの不正持ち出しや不正利用を防止するソフトウェア「OneBe UNO」を提供している。オープン価格となっている。
OneBe UNOは、店舗やショールーム、病院、倉庫など、特定範囲で使われるタブレットやPCにインストールして使うスタンドアローン型のソフト。近年ではタブレットやPCを据え置きや無人環境で利用する場面も多く、盗難や紛失への懸念が導入の阻害要因にもなっていることから、持ち出し禁止の実効策として開発された。
タブレットのネットワーク状況や位置情報、電源の接続を監視し、利用ポリシーに違反した状況を検知すると、大音量アラームや入力デバイスのロック、強制シャットダウンの各アクションを実行する。Windows Embedded 8.1(32ビット/64ビット)にも対応している。監視対象とアクションは以下の通り。
- 監視対象
- 無線LAN:登録しているSSIDを検知できなかった場合
- Bluetooth:登録しているBluetoothデバイスとの接続が切れた場合
- 電源アダプタ:電源アダプタや充電クレードルとの接続が切れた場合
- ネットワーク:ネットワークの接続が切れた場合、接続したネットワークが登録したネットワークではなかった場合、登録したサーバと一定期間疎通確認が行えなかった場合
- 位置情報:事前に指定した位置から一定以上離れた場所で利用した場合
- ログインパスワード:Windowsログインパスワードを規定回数以上連続で間違えた場合
- アクション
- ロック:キーボード、マウス、タッチパネルの操作を不能にする入力デバイスロックとWindowsのロックを選択
- アラーム(警告音):強制的にボリュームを最大にして警告音を出す
- 強制シャットダウン:強制的にシャットダウンして操作できないようにする