米国時間の10月1日、Microsoftはクライアント版Windows 10の技術プレビューに続き、次期Windows Serverの技術プレビュー版もテスター向けに公開した。MicrosoftのMVP(Most Valuable Professional)であるAidan Finn氏によると、Windows Server(Standard)、Windows Server Datacenter、およびHyper-V Serverの技術プレビュー版をMSDNからダウンロード可能である。この技術プレビュー版に搭載される主な新機能のリストもMSDNで公開されている。なお、Microsoftはこの次期Windows Serverの正式名称がどのようなものになるのか、現時点では言及していない。
従来はMicrosoftは技術プレビュー版を一部の顧客に限定して公開していたが、開発チームのブログによると、今回はその手法を改め、より幅広い層の顧客に公開することに決めたという。開発チームでは、新機能を一刻も早く試したいという顧客に対し、この技術プレビュー版を積極的に試用するよう呼びかけている。ただし同チームでは、公開したソフトウェアがあくまでも開発段階にある点を強調しており、技術プレビュー版の本番環境での使用や、技術プレビュー版による製品の最終評価などはしないように求めている。
クライアント版Windows 10の技術プレビュー版については、テスト段階が終了し製品版がリリースされるまで、Microsoftが定期的に自動アップデートを実施すると予想されている。一方、Windows Serverの技術プレビュー版については、Microsoftは最適なアップデート方法を未だ検討中であるとみられる。米国時間の9月30日、開発チームはブログの中で、技術プレビュー版の安定性を維持しながら新機能を矢継ぎ早に投入するのは難しいとしながらも、そうした相反する要素を求める顧客の期待に最大限に応えるべく、より進化したソフトウェアのアップデート方法を準備中であると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。