Googleは10月に入ってすぐ、またも価格の大幅な引き下げを発表した。これにより、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」といったサービスとの競合がさらに激しさを増すことになる。
米国時間10月1日に開催されたGoogleのウェブキャストサミット「Atmosphere Live」で、同社はあらゆる地域における「Google Compute Engine」のすべてのインスタンスタイプの価格を、この発表をもって10%引き下げると述べた。
技術インフラを担当するシニアバイスプレジデントUrs Holzle氏によると、今回の価格引き下げは、「Googleのデータセンターにおける効率の向上と、ハードウェア価格の低下によって、コストダウンの成果を顧客に還元できるようになった」ために実現したという。
Googleは3月の値下げを皮切りに、ここ数カ月の間にクラウド戦略を強化している。
Holzle氏とGoogleは3月、クラウドの価格体系をムーアの法則になぞらえ、クラウドの価格は、かつてのハードウェア価格と同様に大幅な下落を続けるだろうという予想を発表し、注目を集めていた。
その時以来、Googleのクラウドチームの幹部らと、かつては「Enterprise」という名称であった現「Google for Work」部門は、クラウドに関する2014年の、そして長期的な野心的ロードマップを繰り返し強調してきている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。