メインフレーム「System z」新機能--トランザクション処理とデータ分析を融合

NO BUDGET 2014年10月07日 17時17分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米IBMは米国時間10月6日、メインフレーム「IBM System z」の機能追加を発表した。トランザクションデータ上にアナリティクスを統合する。データが処理されると同時に即実行可能な洞察を獲得することで企業の業務処理をリアルタイムに分析できるという。この機能により、ユーザー企業の売上向上の機会を創出するとともに、不正行為を防止することで損失を最小限にとどめられるとしている。

 この新機能は、従来から備えるデータ処理性能にデータ分析機能を完全に一体化させたもので、メインフレームがトランザクション発生と同時に分析し、リアルタイムに洞察を導けるという。約55%の企業向けアプリケーションはトランザクションを完結するためにメインフレームを必要としているとされ、リアルタイムにトランザクションを分析し不正を防止することで、不正行為が起きてからそれを発見、対応する場合と比べて、大幅に損失を削減できるようになると説明している。

 アナリティクスとトランザクション処理のリアルタイムな統合は、企業と顧客との接点が生み出す顧客情報の価値を高めることにもつながるという。System z基盤上に分析機能を実装することで、ソーシャルメディアをリアルタイムに分析できるようになり、リアルタイムにサービスや商品が消費者にどのように受け入れられているのか、今どうすべきか、についての洞察を得られるとしている。新しく追加される機能の概要は以下の通り。

  • InfoSphere BigInsights for Linux on System z:System zで稼働するLinux上で非構造化データを並列で処理するソフトウェア「IBM InfoSphere BigInsights」が稼働する
  • DB2 Analytics Accelerator:複雑な検索処理の応答時間を最大2000倍短縮させると同時にセキュリティを強化する
  • Elastic Storage for Linux on System z:System zのLinux環境向けに「Elastic Storage」を拡張する
  • Cloud Manager with OpenStack for System z:System zやPower、x86の異種が混合したクラウドを管理する

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算