SAPが同社の「HANA」プラットフォームのアップデートを公開した。アップデート内容には、改良されたアプリケーションプログラミングインターフェース(API)や、ビッグデータのワークロードにおけるプロビジョニングと処理の改善が含まれる。
このニュースは、ラスベガスで開催されているSAPの「TechEd && d-code」カンファレンスで公開されたもので、オンプレミス、クラウドの両方で、顧客がHANAプラットフォームを導入しやすくすることを狙っている。さらに、無料の技術的アセスメント、トライアルの提供、簡素化されたライセンス、メンテナンス契約割引プロモーションなどの一連の施策も開始し、企業が同社のプラットフォームとデータベースを試しやすいようにした。
SAPによれば、HANAサービスパック9には、次のものが含まれている。
- 複数のデータベース処理作業をハイブリッド環境でプロビジョニングおよび管理しやすくするマルチテナント機能。
- 大規模データセットを管理する動的ティアリング。
- データ統合・データ品質ツール
- リアルタイム分析のためのデータストリーミング
- SAP HANAで直接ビッグデータのワークロードにアクセスするための「Hadoop」連携
「HANA Cloud Platform」については、SAPはモバイルアプリやモバイルサービスの簡単な展開、サムスンのウェアラブルデバイスとの連携、およびデータ同期とプッシュ通知のAPIに力を入れている。
APIに関しては、新たな「API Management」テクノロジのベータ版を発表した。新しいアプリケーションを容易に開発できるようにするためのクラウド版で、Apigeeの技術に基づいている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。