IBMは米国時間11月14日、国境をまたがって共有されるデータの保護を目的としたプライバシー保護エンジンの設計に関する特許を取得したと発表した。
IBMによると、このエンジンはまだ初期段階にあるものの、最終的には企業の個々のプロジェクトにおけるデータ転送関連の国際的な要求を集積しておくことで、国境をまたいだプライバシー問題に関する警告を発せられるようになるという。その目的は、国をまたがったデータの転送だけでなく、プライベートクラウド間でのデータの共有も容易にするところにあるという。
例として、多国籍企業のあるプロジェクトにおいて、クラウド経由で米国からイタリアに従業員のデータを転送しなければならないケースが考えられる。こういった企業は、IBMのプライバシー保護エンジンを用いることで、潜在的な法令違反を特定し、適切な詳細とともにコンプライアンス統括部門に通知できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。