Hewlett-Packard(HP)は「HP Vertica for SQL on Hadoop」を擁し、エンタープライズSQLデータアナリティクスにHadoopの息吹を吹き込む先鋒を務めようとしている。
HPによると、Vertica for SQL on HadoopはHadoop用のアナリティクスプラットフォームとして、SQLベースのクエリ機能を、HPのサポートおよびサービスと組み合わせることで、大規模な環境でも驚異的なパフォーマンスを発揮するという。同社は、エンジンがデータ探索の複雑性を解消し、膨大な量の非構造化データをデータレイクに格納する作業を効率化し、HDFS(Hadoop Distributed File System)に格納されているデータの潜在価値の発掘を支援すると説明している。
「Apache Hadoop」「Cloudera」「Hortonworks」「MapR」の各ディストリビューションと互換性があり、複数のディストリビューションが混在した環境にも対応しているため、企業はVertica for SQLを好みのHadoopディストリビューションと組み合わせて導入できる。ノード単位の価格モデルで提供される予定。
求人情報サイト「Snagajob」のデータアーキテクトであるRobert Fehrmann氏は次のように述べている。「当サイトには40万件を超える有効な求人情報が掲載されており、1日に更新される求人情報の数は2万5000件、1日のユニークビジター数は100万人に達する。これらの事実を鑑みると、当サイトに蓄積されているデータには計り知れない潜在価値が秘められている。Hadoopの簡便性と効率性に、HP Vertica for SQLのパワー、スピード、スケーラビリティが融合したことで、当サイトは情報資産を理解して活用するための驚異的な分析ツールを入手できた」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。