編集部からのお知らせ
新着の記事まとめPDF「NTT」
おすすめ記事まとめ「MLOps」

Macに削除不能なマルウェアをインストールする「Thunderstrike」が明らかに

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-01-13 13:15

 Macにマルウェアを感染させる新しい方法を、セキュリティ研究者が発見した。このマルウェアは実質的に検出不能で「削除することができない」という。

 「Thunderstrike」と名付けられたこの攻撃は、「Thunderbolt」ポートを介してシステムのブートROMに悪意のあるコードをインストールするというものだ。

 キヤノンのデジタル一眼レフカメラ向けオープンソースプログラミング環境である「Magic Lantern」の開発者であり、ヘッジファンドのTwo Sigma Investmentsで働くTrammell Hudson氏は、会社からApple製のノートブックにおけるセキュリティを調査してほしいと頼まれたことがきっかけで今回の脆弱性を発見した。

 Hudson氏は最初に、Apple製ノートブックの本体を分解して、マザーボードにハンダ付けされているチップにアクセスすることで、ブートROMの改ざんが可能であるという事実を発見した。同氏はその後、システムのThunderboltポートを介して攻撃を仕掛けられるよう、この技法を洗練させた。

 Hudson氏は自身のウェブサイトで「Thunderboltポートを使えば、システムのブート時にコードを実行させることが可能だと分かった。ThunderboltによってPCIeバスが外界に開放されるとともに、EFIファームウェアがブート時に接続中のデバイスに対して実行するべきオプションROMの有無を照会するようになっている」と記している。

 Hudson氏は、同社製のギガビットEthernetアダプタ「Apple Thunderbolt」に手を加え、この攻撃が可能であることを実証した。

 同氏は「これは『OS X』のファームウェアに対する初のブートキットであるため、今のところそれを検出するものは存在しない。このブートキットによって、システムの起動時に実行される最初の命令からシステムが支配されるようになるため、ハードディスクの暗号化キーを含むキーストロークの記録や、OS Xカーネルへのバックドアの設置、ファームウェアパスワードのバイパスが可能になる」と述べている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    アンチウイルス ソフトウェア10製品の性能を徹底比較!独立機関による詳細なテスト結果が明らかに

  2. 経営

    10年先を見据えた働き方--Microsoft Teamsを軸に社員の働きやすさと経営メリットを両立

  3. セキュリティ

    6000台強のエンドポイントを保護するために、サッポログループが選定した次世代アンチウイルス

  4. セキュリティ

    ローカルブレイクアウトとセキュリティ-SaaS、Web会議があたりまえになる時代の企業インフラ構築

  5. 運用管理

    マンガでわかるスーパーマーケット改革、店長とIT部門が「AIとDXで トゥギャザー」するための秘策

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]