マイクロソフト、ビデオ会議システム「Surface Hub」を発表--84インチ4K画面搭載

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-01-22 10:34

 Microsoftは米ワシントン州レドモンドで開催した「Windows 10」の発表イベント「Windows 10: The Next Chapter」の中で、84インチ4Kディスプレイを搭載した新しいビデオ会議システム「Surface Hub」を披露した。

 2014年の後半にMicrosoftの幹部がPerceptive Pixel部門によるディスプレイの量産に着手すると語っていたことから、新製品の登場は間近であると予想されていた。


 イベントでは、Surface Hubの価格体系への言及はなかったものの、製品の技術的な情報が幾つか明らかとなった。Surface Hubは55インチ版と84インチ版の2種類が用意される。また、Windows 10のシェルに、専用にカスタマイズされた「Skype for Business」と「OneNote」が統合され、内蔵されたカメラ、マイク、各種センサを制御する。ディスプレイはペンとタッチによる操作が可能で、遠隔地とのビデオ会議を即座に開始できるほか、デジタルホワイトボード機能を搭載する。さらに、複数のユーザーが各種のデバイスを使用して、Surface Hub上のコンテンツを編集および共有できる。

 なお、イベントでは「HoloLens」と名付けられた新しいヘッドマウントディスプレイのデモンストレーションも行われた。HoloLensは装着者の視界にホログラフィで各種の情報を投影する製品で、拡張現実(AR)やゲームなどへの応用が検討されている。HoloLensは「Project B」のコードネームで呼ばれていた技術を用いた製品であり、「Kinect」を世に送り出したAlex Kipman氏率いるプロジェクトチーム「Analog」によって開発が進められている。Microsoftの担当者は、HoloLensのリリース時期をWindows 10と同調させると述べているので、製品は2015年の秋頃に登場するものと思われる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]