「MacBook」のラインアップ、仕事で使うならどれがいい? - (page 3)

Jesus Vigo (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-04-01 06:15

ターゲットは誰か

 MacBook Airのターゲットとなるユーザーは当初から、移動が多く、長いバッテリ持続時間と本格的な機能を持つかさばらないノートが必要な人たちだった。技術が進歩するに従い、AppleはベースモデルのRAMを増やし、多くのデスクトップよりも高速なSSDを搭載した。これにより、MacBook Airのユーザーは出先でのみ利用する高級なデバイスから、金融、マーケティング、ITなどさまざまな分野のビジネスプロフェッショナルにまで利用されるデバイスとなった。また、プラスチックボディのMacBookが製造中止になったことや、コンパクトなサイズ、低価格のために一般ユーザーからも大きな支持を得た。

企業での使い勝手は?

 ポートが多いことは非常に重要であり、仕事をこなすためにマルチタスクが必要な場合や、電源の必要性が高い場合には特にありがたい。

 まだMacBook Airが浸透できていない分野の1つは、クリエティブ業界だろう。その効率とデスクトップに近い性能を考えれば、MacBook AirにRAMが追加され、高品質なアートワークやメディアファイルを保存できるだけのストレージ容量があれば、状況は違ったかもしれない。また、多くのユーザー(ビジネスユーザーと一般ユーザーの両方)はRetina品質のスクリーンが追加されることを望んでいる。

 2015年モデルのMacBook Airに感圧タッチトラックパッドが搭載されなかったのは理解に苦しむ。ジェスチャーによる操作は、ビジネスユーザーにも一般ユーザーにも広く使われており、作業をより効率的にしてくれるはずだ。

MacBook Pro Retinaディスプレイモデル

 製品概要:パワーが必要な人向けのモバイルMac。「MacBook Pro」シリーズには、長年の間にさまざまなモデルが登場したが、AppleがProシリーズに込めた高い品質は、ほかのモデルとは一線を画している。MacBook Proはアート、音楽、動画などを制作するクリエイティブ業界のプロフェッショナルをターゲットにしたものだ。Proモデルは高速なコンポーネントと、仕事を素早くこなすのに十分なCPU、RAM、ストレージを搭載している。多くのポートが用意されているため、数多くの外付けデバイスを取り付けることができ、作業をこなすのに必要なさまざまなコネクタがサポートされている。


主な仕様

 MacBook Proは、CPU、RAM、ストレージが強化されているのに加え、複数のUSB 3.0、Thunderbolt 2、HDMI、SDXCカードリーダーなど、多くのポートを備えている。さらに、Retinaディスプレイを備えるほか、最大12時間のバッテリ持続時間を実現している。

 MacBook Proには、MacBook Airと同じMagSafe 2の充電アダプタが付属しており、誤ってコードを引っかけても、この高性能な本体にダメージを与えることはない。

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