米調査会社のIDCによると、ストレージやサーバ、ネットワーク機器を含むクラウド関連のITインフラへの投資は、2014年第4四半期には前年同期比14%増の80億ドルに達したという。また、クラウドへの投資は全ITインフラ投資のおよそ30%を占めているという。
同四半期、プライベートクラウドインフラへの投資は前年同期比18.3%増の29億ドル、パブリッククラウドインフラへの投資は12.3%増の50億ドルだった。
2014年を通して見ると、プライベートクラウドへの投資は前年比20.7%増の100億ドル近くに、パブリッククラウドへの投資は17.5%増の165億ドルとなっている。
またIDCのデータでは、ODM(相手先ブランドでの設計製造)企業がいかに市場シェアを獲得しているかも明らかになった。その理由は、クラウド市場がGoogle、Amazon Web Services、Microsoftなどハイパースケールのプロバイダーによって占められつつあるためだ。こうした大手クラウド企業は独自のサーバを調達している。
HPは、機能を絞ったホワイトボックスのコンピューティング製品を提供するいくつかの既存大手企業の1社だ。これまでのところこの戦略は功を奏しているようだが、旧来の大手IT企業が成長を維持するのにプライベートクラウド市場が貢献するかは、まだ分からない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。