OpenStack Foundationは米国時間5月19日、コラボレーションと共有を容易にするための「Community App Catalog」を発表した。企業はツール、イメージ、テンプレートなどを保存できる。
Community App Catalogは、OpenStackベースのクラウドをより効率良く動かすために、コミュニティーがすでに行っている取り組みを共有できるものだ。OpenStackのテンプレート言語「Heap」、イメージサービス「Glance」、アプリカタログ「Murano」などを利用したコラボレーションが可能で、「AMI(Amazon Machine Image)のようなマシンイメージで、基本的な構成要素であるGlanceイメージのアップロードと共有、高レベルのオーケストレーションのためのHeatテンプレート、新しいMuranoパッケージを利用できる」とOpenStack Foundationの最高執行責任者(COO)、Mark Collier氏は述べる。
OpenStackは今週カナダのバンクーバーで開催している「OpenStack Summit」でCommunity App Catalogを披露した。
「OpenStack Foundationにとって自然なステップだ。なぜなら、われわれはAmazonモデルとは異なり、1社が1つのクラウドを運用するのではなく、世界中でさまざまな企業が運営するクラウドのネットワークを持つからだ」とCollier氏は述べる。
OpenStack FoundationのエグゼクティブディレクターJonathan Bryce氏によると、Cloud Foundry、CoreOSなどの技術、Docker、KubernetesなどのイメージがすでにCommunity App Catalogで利用できるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。