アルプス システム インテグレーション(ALSI)は6月10日、クラウド型ウェブフィルタリングサービスの新版「InterSafe CATS Ver. 4.2」を発表した。6月29日から販売する。
1年間のユーザーあたりの税別料金は5~99ユーザーで一般ライセンスが3000円、ガバメントライセンスが2700円、アカデミックライセンスが2400円となっている。

書き込み規制機能のイメージ(ALSI提供)

クライアント証明書対応のイメージ(ALSI提供)
InterSafe CATSは、ポリシー設定からアクセス規制、ログ管理まで全てクラウド上のサーバで担うことで導入、運用が簡単というウェブフィルタリングサービス。社内ネットワークに接続していない持ち出し端末やマルチデバイス(Windows、iOS、Andorid)に対応する。
新版では、これまでWindows版のみだった「書き込み規制」機能をiOS版とAndroid版にも搭載。スマートデバイスからSNSや掲示板サイトの閲覧を許可しつつも、書き込みのみを制限できるようになった。業務に必要な情報収集目的のSNS利用を妨げることなく書き込みによる機密情報の漏洩を防止するといった、きめ細かい運用ができるという。
iOS版とAndorid版では「クライアント証明書」に対応、スマートデバイスから証明書が必要な社内システムやファイルサーバにアクセスできるようになる。
Windows版のみだったフィルタリングキャンセラ対応もiOS版とAndroid版に拡大。社内ネットワークからネットにアクセスする場合にInterSafe CATSのフィルタリング機能を停止させ、プロキシ型ウェブフィルタリング製品と併用できるようにした。iOS版とAndroid版では、グループ単位で利用者にアカウント名の変更を許可する設定、アカウント名変更機能を追加した。