ウェブフィルタリング「i-FILTER」SaaS新版--アクセス状況の可視化を強化

NO BUDGET

2014-04-10 07:30

 デジタルアーツは、法人向けウェブフィルタリングSaaSの新版「i-FILTER ブラウザー&クラウド Ver.3.5」のiOS向けを4月8日から提供を開始した。Android向けとWindows向けは5月上旬から提供する。

 新版では、特定のウェブページを表示する際の許可やブロック、パスワード入力に加え、警告画面を出す機能を搭載している。完全にブロックはせず、監視していることのみ従業員に明示することで従業員のウェブアクセスの自浄作用をうながせるという。

 iOS向けとWindows向けでは、ヘッダーコントローラ機能を搭載している。ウェブアクセス時のヘッダーフィールドの追加や変更、削除が可能となり、企業ドメインのアカウントでのクラウドサービス利用は許可しながらも個人アカウントでの利用は制限するなど“シャドーIT”対策にも有効な柔軟なフィルタリング設定ができるようになったとしている。

 ウェブアクセスの可視化も強化されている。iOS向けとWindows向けでは、従業員が書き込みをした掲示板やSNS、ファイルアップロードを行ったオンラインストレージの内容などをログとして残す機能を搭載している。SSLサイトでもデコードした状態で保存できるため、従業員の不用意な書き込みや情報の持ち出しを抑制できるとしている。

 従業員がアクセスしてブロックされたURLやブロック理由の一覧を管理画面で確認できるブロックログ機能を搭載した。これまでアクセスログを一度ダウンロードし、ブロックされたもののみ抽出して確認していた管理者の運用コストを低減する。

対応イメージ
i-FILTER ブラウザー&クラウドの対応イメージ(デジタルアーツ提供)

 今回の新版は、社内にサーバを設置して管理するウェブフィルタリングソフトウェア「i-FILTER Server」でユーザーから評価されている機能を搭載した。社外で利用するスマートデバイスに加えて、社内のデスクトップPCや不特定多数の方が利用される店舗利用の端末まで、さまざまなシーンで利用される社内外の端末をより統合的に管理しやすくなったという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]