Microsoftは2014年12月、オンプレミスの「Active Directory」とクラウド上のさまざまなディレクトリを連携させる「Azure Active Directory Connect(Azure AD Connect)」にさらなる改良を加えたパブリックプレビュー版を公開した。

そして米国時間6月24日、同社は「Office 365」を使用しているすべての法人顧客を含む、「Azure Active Directory」の全顧客に対するAzure AD Connectの一般提供を開始した。
また、今回の一般提供開始を機に同社はAzure Active DirectoryのPremiumエディションの顧客に対する「Azure Active Directory Connect Health(Azure AD Connect Health)」の一般提供も開始した。24日の同社ブログへの投稿によると、Azure AD Connect Healthはクラウドとオンプレミスの「アイデンティティインフラ」を監視し、セキュアにするためのクラウドサービスだという。
Azure AD Connect Healthはまず、「Active Directoryフェデレーションサービス(ADFS)」サーバの監視やレポート、アラートを利用したいと考えているADFSの顧客を対象にリリースされる。
Azure AD ConnectとAzure AD Connect Healthに対する同期やサインアップといった追加のオプションについても現在開発が進められている。
Azure関連のニュースとして、Microsoftは同日、「Azure SQL Data Warehouse」の限定パブリックプレビュー版もリリースした。
MicrosoftはAzure SQL Data Warehouseを4月のBuildカンファレンスで発表した。このサービスは「SQL Server」の並列処理アーキテクチャをベースとしており、「Power BI」「Azure Machine Learning」「Azure Data Factory」「Azure HDInsight」と連携が可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。