XenDestopとXenAppの機能拡張については、営業推進本部プロダクトソリューション推進部 シニア プロダクトソリューション推進マネージャー 竹内裕治氏が説明した。
営業推進本部プロダクトソリューション推進部 シニア プロダクトソリューション推進マネージャー 竹内裕治氏
まず最新版のバージョン7.6について、Feature Pack 2の提供を開始した。7.6では、クライアントアプリ「Receiver」に、従来別に提供していたモバイル向けクライアント(XenMobileのWorx Home)を統合。あわせて、アプリストアについて「StoreFront 3.0」としてデザインをリニューアルし、アプリを見やすく、探しやすくした。
Receiverのパフォーマンスについても、HDXとFramehawkという2つの配信技術を統合し、不安定なネットワーク下でも高いパフォーマンスを安定して出せるようにした。また、これまでのWindows環境に加えて、Linux仮想デスクトップアプリケーションの配信にも対応した。SUSE、Red Hatに対応しており、Windowsと同じ仕組みにのせて、リモートから快適に利用できる。
用途としては、「業務アプリケーションのほとんどはウェブベースに移行している。OSをWindowsからLinuxに切り替えることで、提供価格を下げた仮想デスクトップ(VDI)などの新しいサービス提供もオプションとして考えられる」(竹内氏)とした。
また、XenApp6.5の投資保護と最新版へのスムーズな移行を進めるためのキャンペーンを実施する。キャンペーン施策は、製品ライフサイクルの延長、最新版と同等となる新機能の追加、移行準備のためのサービス提供の3つ。
製品ライフサイクルの延長では、製品メンテナンス期間を1年延長し、2017年12月31日までとする。また、製品ライフ終了は2018年6月30日、有償延長サポート終了は2020年1月14日となる。
新機能追加では、XenApp 6.5 Feature Pack 3を提供する。モバイルと統合した新しいReceiverや最新のXenServer、セキュリティ関連パッチなどを提供する。移行準備のためのサービスでは、StoreFront 3上で、XenApp 5、6/6.5、7.6の3つに対応するほか、既存データのエクスポートと新製品へのインポートを行うサービスを提供する。