VDIやフラッシュストレージの案件増でストレージサービス市場が成長

山田竜司 (編集部)

2014-11-06 07:00

 IDC Japanは11月5日、国内ストレージサービス市場の調査結果を発表した。2013年は前年比3.8%増の2116億200万円、2013~2018年の年平均成長率(CAGR)は2.3%、2018年の市場規模を2365億円と予測している。仮想デスクトップ(VDI)関連のストレージ構築サービスの引き合いが強く、フラッシュストレージのコストが下がったことなどが好調の要因という。

 2013年のストレージサービス市場は、コンサルティングや導入/構築、管理/運用などの「プロフェッショナルサービス」、保守サービスともに堅調だった。ディスクアレイ製品市場、ストレージソフトウェア市場とも前年比成長率は2桁で推移し、それに伴いストレージサービスの売り上げも伸びたとした。

 特にVDI関連のストレージ構築サービスは2013年から2014年にかけて活況が続いており、事業者に構築ノウハウが蓄積し、課題解決策を提案できる案件が増えているとした。

 フラッシュストレージの調達コストが下がったことも促進要因であり、パフォーマンスに問題を抱えたユーザーへのコンサルティングや小規模展開から規模を拡大する場合の設計、構築などがサービス機会として増加したという。

 災害対策需要も2013年を通して堅調であり、サービス市場の拡大要因となった。2014年は対策内容が高度化し、案件単価が上がる傾向も見られているという。東日本大震災の影響を受けた応急処置的な案件は減少し、新しい災害対策テクノロジを採用したほか、クラウドサービスを組み合わせるなど、構築や運用のコスト抑制方法が複数出てきたことがユーザー企業の災害対策取り組み意欲を促進しているとした。

 IDCは今後、ビッグデータ活用やデータベース高速化、クラウドサービスの利用やソフトインフラのソフト制御を含めた全体の最適化などストレージやデータ管理の専門性に対するニーズが増し、ストレージサービスの提供機会は長期的に拡大すると分析している。


2010~2018年 国内ストレージサービス市場 売上額実績と予測

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]