Microsoftは、新OS「Windows 10」の製造工程向けリリース(RTM)版に向けた作業を進めるなか、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」(高速リング)テスターを対象に、完成形に近いプレビュー版のテストビルドを次々と公開してきている。
同社は米国時間7月9日、PCおよびタブレットでのテストを目的に、さらなるプレビュー版として「Build 10166」を公開した。また同日、このビルドに対応するソフトウェア開発キット(SDK)のプレビュー版も公開した。
念のために述べておくが、今回公開されたビルドは同社がRTM版にしようとしているものではない。RTM版に近いとはいえ、そういったビルドではない。MicrosoftがいつRTM版のマイルストーンに到達するか、筆者は正確な日付を知らない。しかしその日は近いはずだ。筆者の複数の情報筋によると、「7月半ば」頃という計画に変わりはないという。RTM版のリリースは今日、すなわち7月9日だと期待していた人々もいたが、筆者の情報筋によるとそれはないという。
今回公開されたビルドは、最近リリースされた数々のプレビュービルドと同様、バグ修正と完成度の向上が主な目的となっている。
またMicrosoftは9日付けのビルドの一環として、シアトルのテスターに限定して、今後提供を予定している有償Wi-Fiサービスのアプリのプレビュー版を「Windows Store」で公開した。同社によると、このアプリは今後、全米を対象に公開される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。