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調査

ネットワーク機器の3つの市場でシスコが首位--IDC分析

NO BUDGET

2015-07-22 18:41

 IDC Japanは7月22日、ルータ、イーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器を含む国内ネットワーク機器市場の競争環境とベンダー動向に関する分析結果を発表した。それによると、2014年の国内通信事業者向けルータ、企業向けイーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器の各市場で、シスコシステムズがシェアを40%以上獲得し首位を確保した。


(IDC提供)

 一方、通信事業者向けイーサネットスイッチ市場では日立金属がシェア31%で首位となったが、富士通やシスコシステムズ、NECとの差は大きくなく、上位ベンダーでシェアを分け合う形になっている。また、企業向けルータ市場も拮抗しており、シスコシステムズがシェア35.8%で首位となったものの、ヤマハがそれに続き、3位以下のベンダーも比較的高いシェアで追っている。

 こうしたベンダー間の競争環境の変化に注目すると、寡占度が高く流動性の低い市場と、比較的流動性のある市場に分かれることが分かる。2008年からの6年間で見ると、通信事業者向けルータ、企業向けイーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器市場では、シスコシステムズは1度も首位を明け渡しておらず流動性は高くない。

 それに対し通信事業者向けイーサネットスイッチ市場は、6年間で3度の首位の入れ替えが発生しており、通信事業者による投資動向やベンダー採用動向によって、ベンダーの順位にも変動が見られる。企業向けルーター市場でも、2008年からの6年間でヤマハがシスコシステムズから1度首位を奪取しており流動性が見られる。

 同市場は、ベンダー間の力関係が拮抗しているために、新製品投入のタイミングや大型案件の受注状況によって、市場の勢力図が変化してくる。また、市場内部の競争に加えて、市場外部からのサービス化/ソフトウェア化による脅威にさらされつつあり、競争環境は厳しいと言える。

 2008年以降で最も大きな成長を遂げた市場は企業向け無線LAN機器市場で、今後も成長が期待されている。一方で、市場の成長による恩恵はベンダーに一律にはもたらされてはおらず、ベンダー間の格差は広がる傾向にある。

 同社コミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は、2014年以降、企業向け無線LANベンダー統合の動きが活発になっている状況について、以下のようにコメントしている。

 「無線LAN機器市場におけるベンダー再編の動きは、これまでのアライアンス関係の見直しを求める。無線LAN機器の専門ベンダーが減少する中では、ゼロベースで再検討すべきである。たとえばイーサネットスイッチの領域で競合するベンダー間でも、無線LAN機器の領域では提携することも考慮に入れるべきである」

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