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変化が必要と認めるガッツが必要--大変革に乗り出したNokia - (page 4)

末岡洋子

2015-08-28 07:30

――クラウドでは「AirFrame」をローンチした。データセンターに進出となる。

 クラウド環境で必要になるデータセンター分野の製品となる。現時点では、AirFrameは事業者に提供するモデルだが、今後これをテコにデータセンター分野を強化する。データセンター戦略はたくさんのチャンスがある。

 AirFrameを利用して事業者は自社サービス用のデータセンターを構築できるし、顧客向けのデータセンターも構築できる。あるいは、Nokiaがホスティングしてサービスとして提供することも考えられる。今後、クラウド、IoTなどのトレンドがどのように加速するのかを見ながら、計画を立てていく。

 オペレーターの予算は増えておらず、モバイル市場は今後5年ぐらいは横ばいで、大きな成長は見込めないと見ている。その中で、2Gと3Gへの投資は減少し、LTEが増加するというトレンドはある。成長分野を探さなければならないが、われわれは、LTEのほかにセキュリティ、分析、クラウドなどが成長分野だと見ている。

――HEREをドイツの自動車メーカーコンソシアムに売却することも発表された。この10年でトップの携帯電話メーカーから無線インフラにフォーカスするNokiaに転身を図っている。学んだことはなにか?

 HEREはAlcatel-Lucentを買収する計画を発表した際に、HERE事業の見直しを行った結果となる。売却で合意に至ったことで、Alcatel-Lucentの買収にフォーカスし、ネットワーク事業とTechnologies事業を持つ新しいNokiaに向けた一歩を踏み出す。

 学んだことは、自分たちの製品を愛しすぎていて、その製品が収益を上げていない場合、変化が必要と認めるガッツがいるということ。市場の状況は急速に変わっている。変更を実行しなければならない。携帯電話のNokiaに勤務していると思ってきた社員がたくさんいる。端末事業がなくなることは、どの社員にとってもエモーショナルであり、簡単なことではない。だが、われわれは変革を選んだ。


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