デルは9月15日、高性能デスクトップ仮想化ソフトウェアの最新版「Wyse vWorkspace 8.6」の国内販売を開始したと発表した。提供価格は、3年間の24x7サポート付きで1ユーザーシートあたりリスト価格で4万2000円(税別)。
Wyse vWorkspace 8.6の主なメリットと機能は以下の通り。
コネクタソフトウェアのグローバル ローカリゼーション
コネクタのユーザーインターフェースに、ダブルバイト文字セット(DBCS)の対応を追加。Active Directory環境の日本語、韓国語、簡体字中国語など非印欧語OS上へのコネクタソフトウェアのインストールがサポートされるようになった。
ポリシーベースの展開と設定によりアクセスと設定手順が容易
ユーザーのデバイスに互換性のあるvWorkspaceコネクタを自動的にインストールすることができ、vWorkspaceコネクションブローカーが初回のユーザー設定を自動構成する。ユーザーはわずか数分で自分のデバイスをVDIに対応できる状態に自動設定でき、特別なトレーニングやマニュアルなしにコネクタの設定を完了させることが可能。
さらに、IT管理者はポリシー設定により、いつでも任意のユーザに対してVDI環境上のアプリケーションやデスクトップに対するアクセス権限を付与(または剥奪)することができる。
Secure Access Serviceにより簡素化されたスケーリング
ファイヤウォール内に設置された1台のWindows Server仮想マシン(VM)を介して、最大1万人のユーザーが安全にリモートアクセスすることが可能。これらのSecure Access ServiceをホストするVMは負荷分散装置に対応可能な設計となっており、ユーザー企業やサービスプロバイダによる大規模システム導入のニーズをも満たすスケーラビリティを提供。
Wyse Streaming Manager(WSM)ソフトウェアによるユースケースに対応
vWorkspaceプレミアエディションを購入、または同プレミアエディションの最新メンテナンス版を所有するユーザー企業には、新たにソフトウェア保守契約の一環として、Wyse WSM 7.2が追加費用なしで提供される。
WSMにより、IT部門は、ディスクレスのエンドポイント端末やクラウドデスクトップに対して、集中管理されているクラウドホスト型の仮想デスクトップイメージや仮想サーバイメージを、ストリーミング形式で提供することができ、それと同時に、仮想デスクトップ上で集中管理される部門別アプリケーションを画面転送方式で提供できる。
多様なユニファイドコミュニケーションツールのサポート
VDI環境上で、Cisco、Lync、Avaya、Skypeなど、多様なユニファイドコミュニケーションツールをサポート。
Windows以外のネイティブ コネクタでの接続容易性の向上
vWorkspaceは、HTML5による画面転送をサポートするだけでなく、Windows、Linux、Chromeベースの各デバイス対応するネイティブなコネクタアプリケーションを提供。これらのネイティブ コネクタは、日本語、韓国語,中国語のエンドポイント端末上でも利用できるため、操作性が向上しており、多言語組織のユーザがアプリケーションやコンテンツに安全にアクセスできる。