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「openSUSE Leap」は変わったか?--開発版をインストールしてみて

J.A. Watson (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-09-30 06:15

 「openSUSE」の最新の安定版は13.2であり、これがリリースされたのは2014年11月4日だ。次のリリースは、2015年11月4日、つまりちょうどその1年後に予定されている。次期リリースは13.3や14.xではなく42.1と呼ばれており、名称も(跳躍を意味する)「Leap」となっている。

 名前と番号が変わる理由、そしてこのリリースが普段よりも注目を集めている理由は、開発およびリリースを行う体制と戦略が大きく変わるためだ。変更の理由やその影響については、openSUSE LeapのWikiページで説明されている。

 説明の多くは、openSUSEがSUSE Linux Enterprise(SLE)に合併(merge)されることについて割かれているが、その実態は、言葉から想像されるよりも、双方向的なものであることに注意する必要があるだろう。実際、Wikiでも説明されているとおり、この合併が可能になったのは、SLEのソースとメンテナンスアップデートがopenSUSE Build Serviceにリリースされたことによる。

 筆者のopenSUSE利用歴はかなり長く、常にノートPCのデフォルトOSとしてインストールしている。その間SLED(SUSE Linux Enterprise Desktop)も何度か試したのだが、筆者は毎回、SLEDはカーネルバージョンとパッケージの両面でかなりopenSUSEよりも遅れているという印象を受けていた。このため、この合併について初めて聞いた時、openSUSEが後退するのではないかと心配した。特に、当初初期リリースでLinuxカーネル3.12(現在のSLEのバージョン)が使われるという話を聞いた時にはまずいと感じた。幸運なことに、彼らは合理的な判断に至り、4.1 LTSのカーネルを使うことを決めた。

 最初のマイルストーンリリースにはあまり注意を払っていなかったのだが、9月第2週に2つめのマイルストーンリリースが出た際、これを試してみることにした。頻繁に使用しているシステムをリスクに晒したくなかったため、インストール対象には手元にある「Acer One 725」と、かなり古めのネットブックであるサムスンの「N150 Plus」を選んだ。どちらも過去にopenSUSE 13.2を動かしてみた実績があるため、大きな互換性の問題はないはずだ。それに加え、AO725がUEFIのファームウェアを使用しており、N150 PlusはMBRを使用しているシステムであるため、これらの環境でLeapが問題なく動作するかどうかも検証できる。

 マイルストーンリリースはopenSUSEのダウンロードページの上部で、「開発版」を選択することで入手できる。現在はフルDVD用のインストーライメージ(サイズは約3.7Gバイト)か、ネットワークインストーラ(100Mバイト弱)のみが利用できるが、こちらはインストール中に必要なパッケージをダウンロードするようになっており、インターネット接続が必要となる。

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