PCメーカーというイメージを払拭し、エンドツーエンドのソリューションプロバイダーとして認識されることを目指すDellが、EMCと合併に向けた交渉を進めていると報じられている。
The Wall Street Journalが米国時間10月7日、状況に詳しい複数の情報筋から得た話として報じた。
DellがEMCを部分的に買収するつもりなのか、丸ごと買収する意向なのかなどの詳細は分かっていない。
先ごろ、EMCのIT担当シニアバイスプレジデントJon Peirce氏は米ZDNetの取材に対し、社内のITインフラを傘下のベンダーのソリューションを活用しながら構築していることを明らかにした。例えば、オンプレミスのプライベートクラウドを拡張するのに、VMwareの「vCloud Air」を用いているという。
資本関係が解かれたときにインフラをどう整理するのかを問われた同氏は、あらゆる事態に対応可能だと述べていた。
一方のDellは交渉が成功すれば、「Transform」「Connect」「Inform」「Protect」の4つを注力分野とする戦略を強化できる。同社のアジアパシフィック担当プレジデントのAmit Midha氏は先ごろ、この戦略について、いっそうの努力が必要だと認めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。