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「IoT推進コンソーシアム」が設立、会長に“日本のインターネットの父”村井教授

羽野三千世 (編集部)

2015-10-23 15:21


「IoT推進コンソーシアム」設立総会

 経済産業省と総務省は10月23日、産官学連携でIoT(Internet of Things)に関する技術開発や新規ビジネス創出を推進するための組織「IoT推進コンソーシアム」を設立(関連記事 )。同日設立総会を開催し、15人のコンソーシアム運営委員と会長・副会長を選任した。同日時点で、750の企業・団体が同コンソーシアムの活動に賛同し会員企業に登録している。

 会長には、同コンソーシアムの発起人であり「日本のインターネットの父」と称される慶應義塾大学 環境情報学部長 教授の村井純氏が就任。NTT代表取締役社長の鵜浦博夫氏、日立製作所 執行役会長 兼 最高経営責任者(CEO)の中西宏明氏の2人が副会長を務める。

 運営委員もそうそうたる顔ぶれだ。日産自動車の元COOで現取締役副会長の志賀俊之氏や、アクセンチュアの前社長で現取締役会長の程近智氏、国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長の坂内正夫氏、東京大学大学院 情報学環長 教授の須藤修氏ら、15人(会長の村井氏を含む)で構成される。

世界は日本発のIoTを期待

 東京都千代田区の帝国ホテルで開催された設立総会には、コンソーシアムの活動に賛同する会員企業の関係者など約800人が出席した。総会の壇上に立った会長の村井氏は、「IoTの技術革新や新たなビジネスモデルは、日本から生まれることが期待されている。それは、世界が日本のプロダクトやサービスに対して、品質、安全性の面で信頼しているためだ。その期待に応えることがこのコンソーシアムの使命である」と語った。

 村井氏は、IoTの技術革新の方向性を「縦を横にする」と表現する。「IoTは、製造、医療、エネルギー、農業、教育などさまざまな領域に恩恵をもたらす。しかし、それぞれの領域の技術が“縦”に仕切られてバラバラでは社会全体にIoTの価値を届けることができない。われわれは、IoTの技術を企業や業種を超えて“横”に融合していく」(村井氏)

 総会では、高市早苗総務大臣、林幹雄経済産業大臣もスピーチした。高市総務大臣は、「IoTのような成長分野での投資拡大と雇用拡大はアベノミクス最大の課題。今年度内には、同コンソーシアムの成果を社会のすみずみまで行きわたらせることを目指したい」とした。林経済産業大臣は、コンソーシアムの運営委員や会員企業に向けて、「自前主義に陥ることなく、企業同士が互いに手を取り合ってIoTを推進してほしい。政府も省庁間の縄張りに関係なく、力を合わせてこの取り組みを支援する」と呼びかけた。

 コンソーシアムでは、(1)IoT関連技術の開発や実証、標準化を行う「技術開発ワーキンググループ(スマートIoT推進フォーラム)」、(2)ビジネスモデルの創出や規制改革などの検討を行う「先進的モデル事業推進ワーキンググループ(IoT推進ラボ)」、(3)IoTに関わるセキュリティ、プライバシーを考える「専門ワーキンググループ」の3つを設置。技術開発ワーキンググループは2015年内に、先進的モデル事業推進ワーキンググループは10月中に第1回の会合を開催する予定だ。

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