新日鐵住金が、製鉄所の生産を支える操業系システムのIT基盤を刷新した。システムの構築、運用までプロジェクト全体を管理している新日鉄住金ソリューションズが11月4日に発表した。
新日鐵住金は、国内製造拠点の競争力強化を主な目的として、中核事業である製鉄事業における生産管理と製品品質を支える操業系システムを刷新。オラクルのデータベース機「Oracle Exadata Database Machine(Oracle Exadata)」を採用し、既に稼働を開始した。
新システムでは、24時間365日の安定稼働を実現するための高可用性と、生産管理と情報系システムを含む複数のデータベースを統合できる性能が求められている。
高可用性を実現するためのアーキテクチャである「Oracle Maximum Availability Architecture」も導入。オラクルが培った実証済みの技術と顧客の成功事例に基づいたものとしている。
また、データベースを障害やデータ破損から保護する「Oracle Data Guard」のスタンバイ機能を活用。データベースのアップグレードをほぼ無停止で実施できるようにしており、システム全体としても無停止の運用を目指している。